北国の蒼

 秋田ならではの土と釉薬で、器、陶製アクセサリーを作っています。

 白岩焼(しらいわやき)というやきものは、海鼠釉(なまこゆう)という味わい深い青い色の釉薬が特徴です。これは秋田に江戸時代からつづく、地元産の赤い土と、地元産のお米「あきたこまち」のモミの灰を釉薬に使う、土地に根差したやきものです。

 

 海鼠釉を生み出す窯元は、日本全国、東北や九州に現在もたくさんあり、ルーツをたどれば中国・韓国に行きつく、伝統的な釉薬です。そのなかでもこの白岩焼の海鼠釉は、雪国・秋田ならではの特徴があるように思います。長い長い冬のあと、雪がとけて大地の色が少しづつ見えてくる時期の、秋田の人々の春を待ちわびる気持ちがつまった「大地の赤土と青白い名残りの雪」の心象風景と重なるからです。

 

 秋田の長い長い冬は、作ったものも凍る、釉薬も凍る、やきもの作りにとっては効率の悪い土地です。しかし、急ぐことのできない時間のなかで、ゆっくりと考え、丁寧にものを作る、それはなにごとも効率優先の現代において、時代遅れであると同時に、貴重なことであると思います。

 

 じっくりと時間をかけた雪国ならではのあたたかさのつまった作品を、使ってくださる方の日々の生活にお届けできたらと思っています。

 

白岩焼和兵衛窯 渡邊 葵 


Northern blue

Shiraiwa ware is a historical pottery that was founded 250 years ago in Akita, a northern part of Japan. Wahee Pottery is a small pottery that is run by a family of just three, who have inherited the tradition of making Shiraiwa ware.

 

Shiraiwa ware’s bright blue and expressive appearance is highlighted by its glaze made from the ashes of rice husks, called namako glaze. The ashes of the rice husks of the locally-harvested Akitakomachi rice that is harvested in Akita, which is one of the biggest breadbaskets of Japan, is an indispensable material for making this glaze. We do not use any artificial colorants, but use natural materials and a lot of time and effort to create this vivid blue color.

 

Akita is also known for being a region of heavy snowfall. The contrast between the blue and white namako glaze and the reddish brown clay of the ground is very similar to the scenery of the snowdrift season in Akita, when the earth can be seen in between the pale snow. For the people of Akita, the transition from winter to spring is long awaited, and that is why it is a special time of the year. Shiraiwa ware is pottery that captures these moments of the season. Please enjoy its unique color and shape, allowing you to feel both the coldness of winter and the warmth of spring that the land of Akita nurtures.

 

Shiraiwa ware Wahee Pottery  Aoi watanabe


渡邊 葵
 
1980
秋田県角館町白岩に生まれる
2005
岩手大学大学院教育学研究科(美術工芸)修了後、父・敏明に師事
2009 
京都府立陶工高等技術専門校研究科修了
京都府立陶工高等技術専門校講師
第43回女流陶芸展 入選(京都市立美術館)
2011
和兵衛窯にて制作活動
2014 
「In the snow 渡邊葵陶展」(秋田市 ココラボラトリー・ギャラリー)
「みちのくの作家5人展」(滋賀県甲賀市 ギャラリー陶夢)
「白岩焼和兵衛窯 渡邊敏明 渡邊葵 作陶展」(秋田・角館 仙北市立樺細工伝承館)
「四季の味 秋の食器展」(東京 日本橋高島屋)
「秋田の美術2014」(秋田市 秋田県立美術館)
「第48回女流陶芸展」 入選(京都市 京都市立美術館)
2015 
「漆・桶・陶 ー片口を中心にー 秋田の手仕事展」(東京・西麻布 ギャラリーMITATE)
「四季の味 春の食器展」(東京 日本橋高島屋)
「grace 渡邊葵 陶展」(秋田市 ギャラリーmag)
「あきたの美術2015」(秋田市 秋田県立美術館)
「片口展 さまざまな片口と酒器たち」(秋田・湯沢市 Interior&BookCafe momotose)
2016 
「渡邊葵個展 no beer no life」(岩手・盛岡市 shop+spaceひめくり)
「はじまりのうつわー渡邊葵作陶展ー」(秋田市 日々の器と雑貨の店「眞理」)
「古白岩焼と和兵衛窯展」(秋田・角館 仙北市立樺細工伝承館企画展示)
「第45回長三賞常滑陶業展」 入選(愛知・常滑市)
「白岩焼和兵衛窯 渡邊敏明・渡邊葵作陶展」(秋田・仙北市 仙北市角館樺細工伝承館)
「女流陶芸 第50回記念公募展」入選(京都市立美術館)  
「平成28年度日本民藝館展」入選(東京・駒場)
 映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)に美術装飾協力
2017

「Stay Gold  Stay Blue 渡邊葵作陶展」(秋田・潟上市 m's collctables)

「カレー皿展 × Tシャツ展」(岩手・盛岡市 shop+spaceひめくり)

「天の戸百年祭」記念品制作(秋田・横手市「株式会社 浅舞酒造」)

「秋によりそう-白岩焼和兵衛窯 渡邊葵作陶展-」(秋田市 日々の器と雑貨の店「眞理」)

2018

「葵と睦 時々ミンカ」(秋田・大曲 職人商売ミンカ)

「春ノ月 渡邊葵個展」(岩手・盛岡 shop+spaceひめくり)

「白岩焼和兵衛窯 渡邊敏明・渡邊葵 作陶展」(秋田・角館 仙北市立角館樺細工伝承館)

「ちいさなもの市」(東京・神楽坂 コハルアン)

「白岩焼和兵衛窯 渡邊葵展」(東京・吉祥寺 MARKUS)

「アクセサリーと風景」(宮城・仙台 東北スタンダードマーケット)

「あたたかな青Ⅱ」(東京・神楽坂 コハルアン)


2019
「マグと読書の時間」「コハルアン」(東京・神楽坂 コハルアン)

「白岩焼和兵衛窯 渡邊葵個展」(宮城・仙台 東北スタンダードマーケット)

「my collectables your collectables 白岩焼和兵衛窯 渡邊葵個展」(秋田・潟上市 m's collectables)

「白岩焼和兵衛窯 渡邊敏明 渡邊葵 陶展」阪急うめだ本店 「スーク暮しのアトリエ」

「渡邊葵陶展『冬ノ月』」(秋田市 日々の器と雑貨の店「眞理」)

「えんなり和菓市」(東京・渋谷 ルミネゼロ)

 

2020

「Akita Reverb」(さいたま市・大宮 ギャラリー樟楠)

「白岩焼和兵衛窯 渡邊葵個展」(東京・吉祥寺 MARKUS)

「飯碗展」(秋田市 暮らしの日用品と古道具「blank+」)

「白岩焼和兵衛窯 渡邊敏明・渡邊葵 二人展」(秋田市 日々の器と雑貨の店「眞理」)

「ひめくり陶器市」(岩手・盛岡 shop+spaceひめくり)
「渡邊葵・坂本喜子fair」(宮城・仙台 東北スタンダードマーケット

 

2021

「アーツアーツ2021展~秋田県民文化芸術祭2021 新進気鋭のアーティストたちが秋田を拓く!展」(秋田市 アトリオン)

「飯碗展」(秋田市 暮らしの日用品と古道具「blank+」)

「珈琲タイム」(秋田・横手市・学校橋雑貨店)

「はじまりのうつわ 白岩焼和兵衛窯 渡邊葵個展」(岩手・盛岡 shop+spaceひめくり)

「DEDICATE-東北の手仕事-」(東京・神楽坂 コハルアン)


Aoi Watanabe

1980
Born in Shiraiwa Kakunodate-machi, Akita
2005
Completed Master's degree, Conservation Course, Faculty of Education (Arts and Crafts), Iwate University
Studied under Toshiaki Watanabe
2009
Completed Ceramic Course, Kyoto Prefectural Ceramic Technical Training School
Worked as part-time lecturer in Kyoto Prefectural Ceramic Technical Training School
2011
Began Woking in Wahee-gama


白岩焼和兵衛窯(しらいわやきわへえがま)

〒014-0302 秋田県仙北市角館町白岩本町36-2

TEL:0187-54-4199 

HP http://www.waheegama.com/

Shiraiwa ware Wahee Pottery 

36-2, Shiraiwahon-machi, Kakunodate-cho, Senboku-City, Akita 014-0302, Japan

TEL:+81(0)187-54-4199
HP:https://waheegama.jimdofree.com/